乗鞍ゴール付近

「坂バカの聖地」

乗鞍のことをそう称したのは、誰だっただろう?
聖地かどうかはわからないが、気持ちに火をつける山であることは間違いありませんでした。
もっと楽しく、気持ちよく走りたい!

GO!GO!GORBY!

乗鞍から帰ってから、トレーニング内容を見直しました。
圧倒的に、貧脚すぎる!力が弱すぎる!
つづらを上る脚力をつけねば、ということで、
ZWIFTの「GORBY(ゴルビー)」という高強度トレーニングを週2でやることにしました。
参考)
https://whatsonzwift.com/workouts/less-than-60-minutes-to-burn/the-gorby

GO!GO!実走

富士ヒルのもう一つの教訓は、実際の坂をあまり上らなかったこと。
自分がどれだけ走ればどの程度疲れてくるのか、ローラー練では掴みづらい。
乗鞍1日目の補給ミスも、それが招いた結果でした。
自宅からヤビツの麓までを、スタートから三本滝と想定し、毎週末走りに行きました。

おりしも真夏まっただ中

私は暑さに弱いのです・・・
早朝3時に家を出てみたり、ハイドレーションシステムを使ってみたり・・・
登坂前のアズキバーは、もはや儀式。
でも、暑いものは暑い・・・
アズキバーとヤビツ

出会いと発見

実走でよいことは、人と出会えること。
速いですね!と言われればやる気も出るし(後から来てるデビルマンに追いつかれたと勘違いして激こぎしたとき)、
70代の男性には勇気とアドバイスをもらい(斜度がゆるくなったら、一枚ギアを上げてさらにこぐとよい)
初めてヤビツを上るという高校生には、初心を思い出させてもらいました。

本番は・・・雨

ですが、雨は嫌いではありません。
どうせ汗かいて、ドロドロになりますし、登ると暑いから雨降るくらいがちょうどいい。
でも、下りは乾いていてほしい・・・

まさかのサイコン忘れ…

そしてまさかのサイコン(※)忘れ・・・
乗鞍ヒルクライム当日、乗鞍周辺の宿やキャンプ場はもう満室。
少し離れたキャンプ場に宿をとりました。
当日は家人に送迎してもらい乗鞍へ。取りに帰ることもできません。
完璧に用意したつもりなのになー。
※サイコン(サイクルコンピュータ)
速度やケイデンス(ペダルの回転数)・心拍などを表示する機械。自分のペースを把握するために必要。

戸丸くん!!!

昨年の箱ヒル以来、NHKチャリダーのママチャリ坂バカ・戸丸くんのファン。
彼はいつも誰にでもニコニコ、とても感じがいい。
乗鞍の受付のときにもあって、少し話をした。
そして、当日スタートしてしばらくしたら戸丸くんに抜かれた。
がんばって!と言うと「はい!!!」とよい返事をして抜き去っていく。
つい楽しい気分になって、ペースアップしてしまった。
いかんいかん我にかえって自分のペースに。

ジジイ、速え

乗鞍ではいろんな人に抜かれた。
とくに印象的なのは、篠さん含む女子チームとOver60の方々の速さ。
誤解を恐れずに言います、
「ジジイ、速え!」
まだまだ、自分にも可能性があるんだと思って嬉しかった瞬間だった。
女子チームは速すぎて、もう異次元・・・

限界はどこなのかね

「パワーにとらわれると、それ以上を出せなくなるよ」
と、60代のツールド沖縄にも参加する先輩に言われたことがある。
サイコンが無かったことは、かえってよかったのかもしれない。
何も考えず、とにかく自分が踏めるギリギリのペースで楽しい!と思いなががら、登っていった。
本当に、楽しかった。
三本滝までは、ドリンク飲むのを忘れるくらい。

出し切りましたか?

そしてゴール。
NHKの方にインタビューされた。

「出し切りましたか?」

「そう思いますが、どうでしょう。今思えばもっと頑張れたかもしれません」

乗鞍ゴール

(いや、出し切ってるね)

乗鞍の初リザルト

1:49:33.045
試走のときは最速で2時間7分でした。
2時間切りを目指していた身としては、大健闘、だったと思いたい。

苦しい、楽しい、大好き!

とにかく楽しかった。
初日のハンガーノックすらも、もうやめようと思った瞬間も。
森のなかを上って行って、突然現れた遥かな頂を見たときのことをよく思い出す。
そのたびに、また上りたいなあ、と思う。
だから来年もまたきっとこのレースには参加するのでしょう。
しんどい、ツライと言いながら・・・

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